2010年代の好きな音楽(2016年編)

2016年です。あとこれを含めて4年分。

 

V字上昇Victory/雀が原中学卓球部

V字上昇Victory

V字上昇Victory

  • 雀が原中学卓球部
  • アニメ
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 ピンポン球テイストの音をイントロに配してくるあたり、アイディアの天才。その手がありましたってなる。灼熱の卓球娘は、OPの灼熱スイッチ、EDの僕らのフロンティア、そしてこの挿入歌のV字上昇Victoryといい、こんなに良い曲をひとつのアニメで楽しめていいのか!?しかも劇伴がアニメの展開を盛り上げる、最初聞いたときrasmus faberかな?って思ったけどMONACAです。

 

夏の扉/sora tob sakana

夏の扉

夏の扉

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 多分、私が最初で最後といっても過言ではないチェキを撮ったアイドルsora tob sakana。どうやって知ったかはもう覚えていないんだけれど、ハイスイノナサの照井順政が曲提供をした(夜空を全部)と聞いて、曲を聞いてどっぷりはまってしまったアイドルグループです。

 初のフルアルバムでは既存曲を、打ち込みよりも演奏で再現するという力作。プロデューサーの交友関係の広さが分かりますね。

 1曲目は出囃子に使われていた海に纏わる言葉で、あっ!sora tob sakana始まるよ!って感じでいいですし、そこからアコースティックギターアルペジオで始まる2曲目の夏の扉では、爆撃機というあだ名をもち、the cabs解散後はplentyでまったりドラムを叩いていた中村一太がリズムが前のめりに突っ込んだドラムを披露、中村一太帰ってきた!お帰り!という感じでもう完全にぶちあがってしまうのですが、息継ぎする暇なく3曲目のメンバーが歌いにくそうでかわいそうだけど、ハイスイノナサ好きとしてはたまらない広告の街でグッとsora tob sakanaとてるりんの世界観に引きずられるのですが、そのあとには、エモエモのエモでMVがマジで半端ない夜空を全部、もう本当に好きなんだよね、夜空を全部、尊いんですよ、あんまりこういう言葉使いたくないけど。で、あーオサカナマジエモいわーって思ってたら、おもちゃ箱みたいな楽し気なイントロとともに魔法の言葉が来るわけですよ、これもMVがいいから見てほしい、コーラス終わりのメロディがかわいいです。かわいいなーって思ってたら、まぶしい、ですよ、まぶしいのは私の方だよ!って思わず目を細めずにはいられないんですけど、これのコーラスのちょっと悲し気な雰囲気がまぶしくて好きです、キーボードソロも変に技巧に走ってなくて淡々としてるんだけどいいんだよね。その次の曲はmy notesなんだけど、もうこれはね、歌がいい。アップテンポな曲でせわしないから歌のリズムがよれっとしていて上手いか下手かっていったら下手なんだけど、それがクセになるんだよね、ラストコーラスなんかは縦がずれまくってるんだけど、そういうばたつき加減が味になってます。このアルバムはジャケットでもわかるように夏を感じさせる曲がいくつかあるんだけれどここでくるsummer planは16ビートでちょっとアクセントがずれたリズム、summer planといいつつも夏の終わりに向かって気持ちが加速していく曲なんですよね。なんかここまでくると全部曲のこと言わなくちゃいけないんじゃないかと思わなくもないですが、満足したので終わります。

 

Canvas/赤い公園

Canvas

Canvas

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 個人的に名曲。赤い公園は個人的に名曲が多いんだけどね...、塊とか...。

 失恋の歌詞なんだけど、その失恋から少しずつ気持ちが離れていくというか、終わった恋というか、記憶の中の、過去の話になっていく自分に気づきながらも、でも今はまだ傷ついたままの私でいさせて、みたいな、ちょっとメランコリー入りつつ「時よ止まれ、なんて」と春を迎える曲だと思います。アルバムでこの次に西東京を持ってきたのは笑った。マジで好き。やっぱりねー、私が推せるシンガーソングライターは失恋の曲がうまい。

 

薄ら氷心中/林原めぐみ

薄ら氷心中

薄ら氷心中

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 なんっていうか「出逢ってしまったんだ」って感じですよね。いやー流石にそういうコラボ、欲しいよ、欲しいけど無理だろ...って諦めてた(音楽的にめんどくさい)オタクが林原めぐみ×椎名林檎という文字列を見て、絶対外れない!と感じ、絶対最高!と確信するコラボはなかなかないですよ。巷では(あー、これはビッグネームだけどはずれだわ...)みたいなものが(音楽的にめんどくさい)オタクとしてはあるわけですよ。

 だからこそ絶対はずせないわけですけど、さすがプロの仕事です、期待を超えた出来栄えで感動です。

 

goodbye girl/CRCK/LCKS

Goodbye Girl

Goodbye Girl

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 若手ジャズドラマーの筆頭として長年あげつづけられていた小西遼が、菊地成孔プロデュースでデビューした小田朋美がバンドを組むというのならば、聞かないという選択肢が私には存在しませんでした。案の定テクニカルなものが基盤としてはあるのだけれど、カチッとポップなところに落とし込んでくるところに、歌心があるんだなーと感じずにはいられません。

 

dreaming bird/ななせ from aikatsu☆stars!

Dreaming bird

Dreaming bird

  • ななせ from AIKATSU☆STARS!
  • アニメ
  • ¥250
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 白銀リリィの持ち歌にして、プログレ臭漂う曲、中の人は上田麗奈さん(最高!)で、松岡ななせ(最高!)が華麗に歌い上げるdreaming bird。かっこいいんだよねー、リリエンヌ。ゴシック系のアイドルが好きなんだ...。イントロから7拍子。大好きです、7拍子。

 

Relife研究所/坪口昌恭

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 何気なくテレビつけたら、劇伴やべえ、なんだこのドラム...って思って目を見開いてエンディングロールみてたら、ドラムが芳垣安洋。ええっ...アニメのちょっとした劇伴だぞ...日本のジャズ界を牽引してる(と思ってる)やばい人ぶっこんできた...ってなって思わず劇伴集は買ってしまいましたよ。

 この曲はアニメだと声優が端々で「リライフ...」って言っててクールでかわいい曲に仕上がっています。

 

 2016年はいい年かもしれませんね。では、ごきげんよう