2022年9月の収支について思うこと

<はじめに>

資産に対する考え方はその人の収入や取り巻く環境、ライフステージによって大きく異なると思います。私自身、大学卒業から少しずつ経済的な自立をしていき、今に至るわけですが、その中で収入額や支出の内容は絶えず変わってきましたし、今後、両親をはじめ親族の環境変化によっては今の考え方に変更を加えなければならない状況になるかもしれません。そのため、2022年9月において自分が資産について思うことを備忘録的に書いておこうと思います。きっと、これを1年後に読んだら、うわー、全然違えー、センスないなと思うかもしれませんが、そういうものだと思います。知識も環境も時間が経てばアップデートされるだろうし。

とりあえず、お金はたくさんあって困ることはないし、清貧の思想(を説く経営者とか評論家)なぞクソくらえ(生き方として否定はしません)という気持ちです。資産を死ぬまで困らないくらいまで増やしたい。

 

<収支管理について>

収支管理にはmoneytreeというアプリを使っています。moneyforwardが恐らく一番有名なアプリなのではないかと思うのですが、moneytreeは無料で広告が出ない、利用者の個人情報を登録する必要がない、TRUSTe(よく知らない)を取得しているということで選びました。どうやって収益を獲得してサービス運営に結び付けてるのか私にはよく分かりません。多分利用者のデータを使ってるんだとは思うけど。無料での金融機関の登録数が50と多い一方で、連携できるものがmoneyforwardと比べると少ないです。

これ以外にGoogle スプレッドシートを使っていて、moneytreeの内容や個別株をジャンル別にして、全体のポートフォリオのどれくらいを占めているのか、資産はどうなっているかをグラフで見ることができるようにしてます。右肩上がりにグラフがなっていると嬉しいです。

 

<収入について>

年齢や自分の職歴を鑑みるとそれなりの給与をもらっていると思っています、中小企業基本法においては私の勤務先は中小企業に該当します、会社自体の社歴も浅い会社です。ヤナシャイって何の仕事をしているの?と言われると難しいのですが、管理部門に所属しています。読書メーターにはIRや内部監査を担当していますと書いていますが、それ以外の業務もいろいろやってます。よっぽどの浪費をしない限りは増えていく一方という状況です。職業については、職務経歴の記事を後々書いていこうと思っているので、そこでもう少し詳しく書きたいと思います。

給与とは別に株式の配当とか譲渡所得による収入もあったりなかったりします。配当については今のところ年間10万円くらいです。

 

<支出について>

・家賃:費用項目として一番大きい金額です。部屋は狭くて日当たりが最悪で1階ですが、山手線の駅前、築30年くらいのマンションなので絶対的な金額としては高くはないと思っています。

・食費:基本的にコンビニ飯です。節約しようと思っているわけではないので家賃と同じくらい出ています。コンビニではSuicaで決済しているので、moneytreeである程度追うことができるようにしています。

・レジャーとか趣味とか:ゴルフスクールに通っているのでそれが毎月落ちています。ゴルフスクールは習い事の中では結構高い分野なんじゃないかと思いますが、まあ、年間だとそこそこの金額になります。これに加えてラウンド回るときには追加出費が出ます。また、私は音楽が好きでCDを買ったり、時々ライブに行ったり、イベントがあるとかなり大きい金額が出ます、解散ライブの映像化とかになるとこの項目だけで1か月10万円を超えることもあります。

・光熱費とか:私は保守的な人間なので、新電力とか電気ガス水道を通信とかと同じところにしてまとめて安くする、みたいなことはしていません。でも、スマホについてはUQに変えました、1/5の出費で特に困っていないので変えてよかったなあって思っています。

・服:去年くらいまではユニクロで揃えていたのですが、ウイグル問題が注目を浴びるようになって、なんだかなと思って、無印良品に変更しました。ユニクロと比べて少し高いかもと思うことがありますが、今の収入だとそこまで気にならないかなって感じです。私服で勤務しているのですが、基本的に同じ色のTシャツを5着、ジャケットを5種類(ジャケットがポケットあって好きなので)用意して、これを着まわしています。特に着たい服とか憧れのブランドみたいなものはないです。スーツは買い替えたいなと思っていますが、使うときにはお腹が苦しい古いスーツで冠婚葬祭には出ています。

・本:音楽と同じくらい本が好きでしたが、この2年くらいはメンタルの不調によって趣味の本を購読するということは減りました。ただ、仕事関係で必要に迫られて買う本がいくらかあるので、以前ほどではないですが出費があります。

・酒:月に1回ほど外食して、バーに行きます。そこでだいたい数万円くらい飛びます。外食先は新しいところを随時開拓していますが、バーは固定になりました。楽しい。

 

<所得控除について>

確定拠出年金:私は確定拠出年金についてはあまり積極的ではありません。理由は何かのタイミングで換金、引き出しができないから。確定拠出年金に突っ込むというよりは株や投資信託に突っ込む方が好きです。でも、一応やっていて、個人型の最低額でやっています。ポートフォリオは、米国株と8資産均等型の2種類。確定拠出年金で還付金が発生すると嬉しい。

・生命保険:2つやっています。1つは掛け捨てなのですが、これは鬱がひどくなっていったときに自分が死んだら何も残らず、葬式代だけかかるのは嫌だなあと思い、自分が受け取らないのを前提に出費も保険金も小さい掛け捨てのものを契約しました。もう1つはドル建てで65歳になったらお金がもらえるやつです。解約返戻金でお金を引き出すことは可能ですが、実質的には確定拠出年金と似たようなものなので、あまりたくさんお金を生命保険に突っ込むよりは、株や投資信託に突っ込みたいという気持ちがあるのであまり大きい金額ではないです。この生保自体ちょっと付き合いの部分があったのと円建てよりはドル建ての方が将来性があるだろうという漠然としていて、分かったようで分かってない感じで契約しました。生命保険料控除で還付金が発生すると嬉しい。

 

<税額控除について>

・寄附:ふるさと納税というクソ制度は本当にクソなのですが、このクソ制度がクソだということを分からせるために最近は制度を活用しています。ふるさと納税ではほぼすべて返礼品を日本酒にしています。また、自分は子どもを育てるという再生産に寄与していないので、国内や海外で子育てを支援していたり、世界情勢の安定化とかなんかそういう世の中をいい感じにしてくれてそうなNPO法人とかにも寄附しています。これは本当にお金に余裕が出来てきたからこそできることだなと感じています。今の会社に勤めてからこういうところにまで考えが及ぶようになりました。寄附金控除で還付金が発生すると嬉しい。

 

<投資について>

・預金:今は1年間収入がなくても生きていけるくらいの預金残高を残しておけばいいかなと思っています。

・持株会:今の勤務先は上場企業で従業員持株会があるので、そこにお金を突っ込んでいます。私個人の考えではまだ当社は中小でグロース企業だから将来的に株価が上がるのではないかと考えて持株会に入っています、それと意外と奨励金は長い視点に立てば大きいのではないかなと思っています。日本株、外国株含めて、1銘柄では最も大きい金額になっているのが自社株です。

・ロボアド:ウェルスナビをやっています。これは一時話題になっていて海外株への投資って面白そうだなと思って始めました。ウェルスナビを始めたときには海外株の証券口座を持っていなかったんですよね。手数料1%は今から考えると高いという印象が強いです。マメタスというアプリを入れていて、これはmoneytreeと連携することで出費の端数(お釣り)でこつこつ積み立てる(月内で1万円以上になると積み立てられて、1万未満だと翌月に繰り越す)ということができるサービスなのですが、それをやってます。2か月に1回くらい積み立ててます。手数料1%はおよそ配当で埋め合わせることができるので純粋に値上がりのキャピタルゲインが手元に残ればいいなと思っています。調べて見ると分かることなのですが、VTI(米国株)、VEA(日欧株)、VWO(新興株)、AGG(米国債)、GLD(金)、IYR(リート)というガチガチのETFでガチガチの運用なので長期運用ということであれば負けることはないだろうという感じです。ドル建てなのも好きです。

日本株:自社株以外に個別株を2銘柄持っていますが、株主優待の都合で保有しています。現在、新しく日本株で個別株を買う予定はなく、日本で円建てで売買できるETFについても現在は保有する予定はありません。そのため、継続して投資する日本株は持株会の自社株のみです。過去には、個別株の売買をしていたり、今年の初めに持っていた海外リートとか米国株のETFとかを全て売却しましたが、手放した理由としては、海外リートはコロナ後の株価回復が遅かったものの一旦利確してもいいかなという水準に達したので売却しました。米国株のETFについては、円建てではなくドル建てで保有したくなったので売却しました。

・海外株:ドル建て米国株のETFだけやっています。具体的には、AGG(米国債券)、QQQ(NASDAQ100)、SPYD(S&P500高配当)、VT(全世界)、VYM(米国株高配当)です。AGGを購入しているのは、預金+国債が全体のポートフォリオのうち自分の年齢くらいの割合になるようにしたいなというのと、預金に入れても利率なんて知れているので少しリスクはあってもいいからお金を増やしたいから預金の残高を増やすよりはAGGに突っ込もうと思っていて、AGGはSBI証券だと手数料がかからないためです。

現在は毎月定期的にSPYDとVTを購入しています。SPYDを購入しているのは、私が配当が好きなのと、購入単価が低いのと、SBI証券だと手数料がかからない(2度目)からです。SPYDの特性上、株価が下落して配当利回りが上がっている個別株を買いに行くのがクソムーブですが、とりあえずは目の前のインカムゲインを増やすことを目的に突っ込んでいます。一定の配当(100ドル/月くらい)がもらえるようになったら、SPYDをやめてVYMに変更したいですなと思っています。老良いじゃVYMの方がSPYDと比べて配当割合は低いですが、クソムーブをしないため長期的なリターンを期待できると思っています。VTを購入しているのは、あらためて説明するまでもなく何も考えなくても全世界に分散投資が簡単にできて、長期的なリターンが見込めると思っているからです。VTもSBI証券だと手数料がかからないです。なんだかSBI証券の営業みたいになってきたかもしれません。QQQについては、当初はNASDAQ100のETFであれば、2631や1545を保有していたのですが利確して手元になくなったというのと、NASDAQ100自体に投資したい(グロース株に投資したいと思っているので、S&P500への投資は考えていないです。バフェットは自分が死んだらS&P500に投資しろと言っていた気がしますが)という気持ちはあって、QQQがSBI証券では手数料がかからない(これで最後です)のと、QQQを自分が買いたいなと思ったタイミングで買えるくらい資金に余裕が出てきたからです。1株300ドル前後はやっぱりハードル高い。日本の単元株が100株みたいなところだと別かもしれませんが。

・NISA:普通のNISA(120万円)をやっています。毎年120万円を新しく株に突っ込むというのは流石にきついので、適当に買って、適当に売ってます。個別銘柄を選ぶとなるといろいろ面倒なので、インデックス型のETFで下がってるなーって思ったタイミングで買って、上がってくれーって祈って、上がったら売ってます。下がったらもう塩漬けです。でも、今は塩漬けにしてる銘柄ないです。先に言った通り、日本株の個別銘柄が3つ、米国株がETFを少々という感じで、ショートで勝負するような感じではないです。NISA自体はつみたてNISAにしろ、NISAにしろ、ジュニアNISAにしろ、やるに越したことはない制度だと思います。証券会社のNISAで購入されてる銘柄なんかを見ると頭が痛くなりますが(私の理解が足りないのかもしれない)、興味があるのであれば面倒くさからずに証券口座を開設してNISAの手続きをしてみて欲しいですね。ちなみに私はNISA口座の変更もやりました。つみたてNISAは買える銘柄が少ないので私には合いませんでした。新NISAはちょっと微妙かもって気持ちです。

 

<暗号通貨について>

理屈がよく分からないのでやりません。税制上雑所得で課税されるのもしんどいと思います。暗号通貨のETFなんかも出てきてはいますが、正直にいって何も分からない。もちろん暗号通貨が分からなくて、株のことを全て分かっているのかと言われたらそんなことはないですが。でも分からないし、それで損したら何を理由とすればいいか、自分で腑に落ちない気がします。

 

<今後について>

巷で聞く(聞かない)FIREですが、したいなと思いつつ、今みたいな地味な投資だとできないだろうなと思います。FIREのタイミングが定年退職になるかもしれない、っていうか、今後の社会で定年退職がいつになるか分からないけど。国民皆保険には本当に感謝しているけど、年金制度については多分もらえないだろうなあという気持ちと、そもそもが享年53歳を標榜しているので、そこに向けて資産形成はしています。今の場所から引っ越すときは不動産買いたいなと思っています、エアコンやトイレの修理が面倒くさい。自分勝手にやりたい。当分引っ越さないと思います。面倒なので。あとはやっぱり自分でコントロールできない外部のイベントが間違いなくあると思うので、そういうときにお金で苦労をしないような状況は作っておきたいなと思います。

いずれにせよ、自分の収入や置かれている立場によって資産に対する捉え方や運用は間違いなく変わるというのが実感としてあるので、臨機応変に、変えるべきところは変えて、ストレスを小さくしたいなと思います。

 

では、ごきげんよう