Apple Musicで時々デイリーチャートを聞いているのだけれど、グローバルチャートは英米のトレンドに日韓のブームが食い込むという構図になっていること、これは昔から知ってはいたけれど、海外のアーティストは1年間以上かけてツアーを回るということもあり、タイトル曲などはそのツアー中はファンが聞き続けていることもあり、上位のチャートの回転率って日本のランキングなんかと比べるとめちゃくちゃ低いんですよね。日本って狭いから全国ツアーをしても期間はたかが知れていて、そういうこともあって海外アーティストと比べると頻繁に新しい音源を出す必要がある。今は知らないけれど。
そういうこともあって、週1回グローバルチャートを聞くにしても代わり映えしない音源がずっと流れていて面白くないので、いろいろな都市のチャートを聞くことを始めたのですが、パリとベルリンはグローバルチャートのトレンドと少し距離を置きつつ(とはいっても、有名アーティストの新しいリリースは入ってくる)その国のポップスが流れて来るので時々聞いています。パリはやっぱりフレンチポップスで、フランス語の曲しか聞かないみたいなところがあって良いですね。全然そんなことはないのですが。そういう意味でジャーマンテクノよろしくアヴァンギャルドなポップスというわけではないですが、ベルリンもドイツ語のポップスが結構あって良いです。なんか飽きてきた人におすすめです。
さらに飽きてきた人には、イスタンブール、テルアビブなんかいいですよ。ちなみに、ドバイなんかはダメですね、完全に流行が欧米化してしまっているっぽい。
テルアビブは特に良い。ヘブライ文字ばっかりで曲名が読めないんだけど、言語がローカルなものに最適化されているにも関わらず、鳴っている音、リズムなんかは今の音楽という感じで凄い。
アムステルダムのフェスで披露されたティグラン・ハマシアンの新しいアルバムのライブ音源が到着していたので聞きました。ライブで女性ボーカルいるのは良いですね!カッコいい。6弦ベースが邪悪な音してますね。
ex.赤い公園のベーシストの藤本ひかりが作詞作曲した作品がリリースされました。ギター、ドラムは君島大空に角崎夏彦と君島トリオの面々のようで良きかな。最近、うたこすもSNSで復活していて良きかな。
少女時代の1stアルバムを聞いていて、音が10年くらい遅れてないか?という気持ちになりましたが、今のk-popは全然そんな感じではない(参照しているトレンドが異なるから当然なのですが)ので、面白いものだなと思います。ただ、韓国の小説をパラパラと読んでいると、思いのほか韓国社会において女性が社会の中で持っている選択肢は少なくて(もちろんそういうことを乗り越えていく女性もいたでしょうが。それに、日本でも今でも男女賃金格差というもので現れているように、社会の中での価値観が変わるということには物凄く時間がかかるのだと思う)少女時代というグループ名自体がある種のスキャンダラスなもののように捉えた人もいたのではないかという気がしました。
では、ごきげんよう。