やめることと再開すること

30歳くらいになるまで、私の中で何かが解散するとか、引退するということは、どれくらい正確な表現になるのかは不明だが、勘当に値するくらいの重たさを持っているものだった(とは言うものの、勘当というのは文学的な作品等で知識としてあるものの、実生活においてどのくらいの重みがあるのかはよく分からない)。そのため、解散したバンドが再開することや、引退した人が復活するといったニュースを耳にしては、めちゃくちゃダサい、カッコ悪いということを思っていた。スポーツ選手で現役引退してもコーチとかなんやらみたいなのは、確かに体力の限界のようなフィジカルな面もあるだろうからそういうところは自分の中で棲み分けがあったけれど。

 

水本夏絵のソロプロジェクトとして「転校生」という名義がある。詳細はウィキペディアを見てもらえばいいのだが、能年玲奈夢眠ねむ、西浦謙助といったサブカル的な文脈でありながら、そのあたりの重鎮(という言葉が適切かは不明だが)である堀込高樹も2012年にリリースされたフルアルバム『転校生』にコメントを寄せており、一定層には響くアーティストとして知られていたのだが、2013年に登校拒否というイベントを最後に活動をやめた。とはいっても一回限りのイベントへの出演、枝優花の映画『少女邂逅』に楽曲提供しており、私はその映画を見て、そういえば、そんなアーティストがいたなということを思い出した。思い出してアマゾンで『転校生』(無論、CD)を購入した。

そんなことを気にも留めず今日も一日仕事終わりにYouTubeを5時間くらいダラダラと見ていたら、ホーム画面に「転校生 - 「ほうかご」36分前」という表示を見つけて、今更ながら公式が曲をアップロードしたのかと思い、動画をクリックしたら、動画の概要欄に公式ホームページとツイッターのURLが記載されていたのでクリックをしてみたら、登校のおしらせなるツイートがされていた。

どことなくアバターが花奏かのん(VTuberにしてベーシスト、can't stop(レッドホットチリペッパーズ)のcan't stop配信をする程度には狂っていてカッコいいベーシストである。なお、奏音かのんもかなでかのんと読むがそれはAV女優で別人である)に似ているデザインだなと思った、色合いとかも。いつかコラボがあるかもしれない。そうこう書いていてだいぶ自分の中で満足感が得られたので、やめることと再開することについて深堀りをするのはやめることにした。

 

 

People In The Boxの「螺旋をほどく話」が良い。

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波多野裕文はソロ活動を行ったり、コロナのときにバンドでの配信でキーボードを時々演奏するシーンを見かけたのだが、こんなにガッツリとキーボードを演奏するMVって印象になかったのと、山口大吾acid androidの活動のせいか、今までとは少し異なるアプローチをしつつも山口大吾っぽいなーというドラムを感じた。もともと波多野と福井はかなり広く音楽を聴いている印象が私はあるのだが(確か2021年のグラスパー来日時に2人はグラスパーを見に行って凄かったと言っていたのだが、山口はグラスパーって誰?って言っていた)面白いバランス感のバンドだなと感じる。山口大吾の音楽的背景を見る限りどうやっても変拍子なんて叩けないだろと思うのだが、だからこその唯一感があるアプローチなんでしょうね。

 

 

カレンダー通りの出勤のため、明日から5連休である。とりあえず、ゴルフスクールでの自主練には極力行きたい。後は、特に考えていない。ゴルフのときに着て行くジャケットを1着ほど買いたいくらいか。先月は散財したので、今月は節約したいなと思いつつ、来週はツイッターのフォロワーと食事に行く予定が入っていて、節制生活とは縁が遠そうです。金をもっていても使い道がないよりはよっぽどいいだろうと思うことにします。

 

millennium parade × 椎名林檎のW●RKが印象に残らない(楽器のテクニックはめちゃくちゃハイレベルだと感じるし、ミレパレはマジで金がかかってる音がする、すげえよ)わけだが、何回か聞いていて思ったのは、恐らくボーカルが逆なんだと思う。デレステにおけるゲームバージョンとCDバージョンの違いみたいな。きっと、逆だとしっくりくるのではないかと思った。まあ、私は、king gnuだったら東京ランデヴーとシンパが好きだから、シンパは初めて聞いたときめっちゃいいってなって凄かったんだょ。

 

まあ、いいか。では、ごきげんよう