2023年上半期のお気に入り音楽を紹介いたします

今年も半分を過ぎたということで、最近気に入っている楽曲を勝手に紹介させていただきます。こういうのを書き始めると使える動画をYouTubeで探して、探しているうちに音楽ばっかり聞いてて書き終わるのに数時間かかることもありますが、そういうものだと思います。

 

Eve, psyche and bluebeard's wife/LE SSERAFIM

www.youtube.com

k-popは長らく聞いてこなくて、というのもやっぱり音が尖っていて、J-popのような湿っぽさやUKをはじめとしたカラッとした音でもなくUSみたいな自分たちが最先端だみたいな自信が満ち溢れている音とも違って、耳に入ってこなかったんですよね。妹に教えてもらって聞き始めたけど結構聞けてしかもカッコいいと思ってLE SSERAFIMの他の曲を見ているとナイル・ロジャースがクレジットされていて、あのナイル・ロジャース!?となりました。(あのナイル・ロジャースでした)私が一番好きなのはホ・ユンジンです。1stアルバムが素晴らしい。アルバム通して聞ける、クオリティ高いです。ダンスはUNFORGIVENの方が好きです。なんというか、パフォーマンスを見ていると人間味というか女性味(そんな言葉あるか?)に欠けているというか、音とダンスのために駆動している偶像というにふさわしいグループだと感じます。トークショーなんかを聞いていると年相応のかわいい女性だなーって思います。

 

Spicy/aespa

www.youtube.com

ガールクラッシュって呼ばれるジャンル(音楽ジャンルというよりは客層によるジャンルと感じる画)がこのaespaとか、BLACKPINK、(G)I-DLEなどのことを言うということを知って、へーって思いました。そう言われている中であれば一番aespaの曲が好きかなって感じです。(G)I-DLEもQweecardとかあるけど、やっぱりリードトラックだけかなあ、私が好きなのは。

 

Ditto/NewJeans

www.youtube.com

厳密には2022年リリースの曲ですが、この流れで。恐らく意図的に平成リバイバル的であったり、人口に膾炙したものと積極的にコラボとかをしているのがNewJeansという印象で、私はこのグループを見ると、変な罪悪感、見てはいけないものを見てしまった(アラフォーが制服的な衣装を着て踊っている年端も行かないような女性が歌って踊っている)っていう気持ちになります。少し前にはZeroという曲でコカ・コーラとコラボしたり、向こうではマクドナルドなんかともコラボしています、確か。

 

だいぶ、私の音楽の趣味とは離れたところから始まりましたが、実際に今、一番聞いてるのはLE SSERAFIMのUNFORGIVEN(アルバム)だからなー。事実です。

 

LADY/米津玄師

www.youtube.com

文句なしの名曲だと思います。イントロのピアノリフから最後まで美しくカラフルな演奏とメロディと歌詞。凄く素朴な雰囲気、同時鳴っている音は決して多いわけではないのだけれど、効果的にブラスだったり、ギターだったりがフックになっていてめちゃくちゃカラフル。転調してのCメロみたいなところも凄いアイディア、転調して、さらにそのセクションの中でも転調して、スムーズにサビに移行するのとか職人って感じ。ラスサビのちょっと上に向かっていくメロディ。退屈させないなーって思います、それだけ展開がめちゃくちゃ複雑なんですけど、それを感じさせない。

 

Nightwear/LIPPS

www.youtube.com

アニメU149(これは小学生アイドルが主人公の作品のアニメ化です)において、アイドルのお姉さんとして登場するLIPPS(主人公の小学生アイドルも数名バックダンサーとしてステージにいる、これはデレマスアニメでニュージェネレーションが城ヶ崎美嘉のバックダンサーを務めたり、高垣楓さんのライブの手伝いをしたりという演出があったと思い出した、ちなみに私はここまでいろいろ言っていますがU149未視聴です。to you for me良かったらしいね)の曲で、作詞作曲編曲がTAKU INOUE(作詞ではTCMC名義)、TAKU INOUEは星街すいせいに提供した3時12分の歌詞を読んで、すげえと素直に感じてしまったアーティストでして、今回も大人でムーディーな(小学生には早すぎない?でも女子の方が早熟だからいいのかな)雰囲気を醸し出している曲で良いです。

 

INTERNET YAMERO/Aiobahn feat.KOTOKO

www.youtube.com

一部分で異常に流行ったDDLCに連なる(本当か?)NEEDY GIRL OVERDOSEというゲームのキャラクターのテーマ曲、第2弾。第1弾のINTERNET OVERDOSEで出し切ったんじゃねえか?っていうくらい思っていたんですが、私の中ではこの曲は超えてきました。一部の人にとって強い共感とエネルギーをもらえる歌詞だと思います。私はインターネットをやめられない人間だから「カウンセリングを受けたの」以降の歌詞については偽善、欺瞞、それができたら苦労しねえ!という気持ちになりますが、そこまでの歌詞 の流れは完璧に限りなく近いものであり、この曲を聴くたびに俺の中の大槻ケンヂが(君が想うそのままのこと歌う誰か見つけてもすぐに恋に落ちてはダメさ「お仕事でやってるだけかもよ」)って歌いだすんですよ。この曲を真に受けず、私SNS廃人で~みたいな感じで楽しむ余裕があるあなたは大丈夫、SNSがなくても生きていけます。

 

80+1 Hardy Ones/LAUSBUB

www.youtube.com

コロナ禍に置いてツイッターでバズった(当時高校生)北海道の大学生ニューウェイヴ/テクノポップデュオ。この曲はバッファロードーターのOAを務めるにあたって書いた曲らしく、これは私が言葉にするより、本人の言葉を読むのが良いかと思います。7分ありますが、すんなり聞けちゃうミニマルでハードコアテクノという感じです。Aksaak Maboul、Dry Cleaning、shameなる名前について私は存じ上げませんでした。いろんな曲を聞いてて凄い。ちなみに、私はLAUSBUBのツイートでblack midiを知ってJohn Lが櫻坂46の流れ弾(MVまで)の元ネタだと知りました。凄いね。

spincoaster.com

 

いばら/Ado

www.youtube.com

INTERNET YAMEROが自称メンヘラがその精神性をズラしながらINTERNETと終わらない戯れに興じる(そこに救いがあるのかは分からないが、今、その瞬間は服われる)とするならば、いばら(作詞作曲編曲はVaundy)はそのしんどさを真正面から受け止め、その痛みを癒すのではなく、そのままに一歩を踏み出すことを促す応援(というと陳腐だが)すること、それをAdoが歌うことで意味が生まれるような、力強さを持った楽曲で、すぐしらける私としてはクサすぎだろと思わなくもないですが、まっすぐで良い曲です。

 

リサイズ/CYNHN

www.youtube.com

今、一番好きなアイドルユニットであるCYNHN。本来であれば楽の上塗りを上げるべきでしょうし、実際、そっちは年初ヘビロテしていたのですが、先日6/28にリリースされたこちらを敢えてあげさせていただきました。作詞作曲編曲は水槽。名前はなんか聞いたことあるなあって思って調べたらPayload/雄之助 feat.初音ミク、水槽でした。かなり今っぽいラップ的なAメロなんかは今っぽかったり、Bメロでアンサンブルで雰囲気を変えてくるんだけれど、私の中ではサビっぽいところが、分厚い演奏になるのに、ボーカルはそこも盛り上がらずに同じテンションで続いていくのが面白いなって思いました。

 

アイノケダモノ/アンジュルム

www.youtube.com

久しぶりにハロプロの中では自分が好きな感じの曲が来たなって思いました。聞いてるとめっちゃビーマニ的なサウンドだなって思うのですが、実際、曲提供をしている平田祥一郎ビーマニはじめ音ゲーに楽曲提供しているので、それはそうという感じです。

 

暴く春/a子

www.youtube.com

a子には一生アンニュイで生きるのが面倒そうで現実から目を逸らしたり逸らさなかったりする中途半端に不幸なことを歌って欲しい、できれば短調で。オルタナ、インディーな音って感じで、そういうのが好きな人は好きかもしれない。個人的には上でいろいろ上げましたが、バンドでライブで見たいのはa子です。

 

2.0.0.3/諭吉佳作/men

www.youtube.com

最後は期待枠って感じですね、アルバム*archive:EIEN19をリリースするにあたって、先行配信として2.0.0.3が出てきました。昨日か一昨日。でんぱ組.inc形而上学的、魔法

で知って(でも、結構そう人が多いのでは?)ライブ動画で素敵な声だなーって思ったけど長谷川白紙と出した巣食いのてを聞いて、やっぱり俺には難しいかもしれないって思いましたが、今回の先行曲はちょっと変なボイシングとリズムを残しつつ、ポップなメロディが乗っていて、諭吉佳作/menの好きなところはやっぱりここだなーって思いました。

 

たくさん書いちゃいましたが、逆に言うと、これ以上の2023年リリース曲は聞いてないからって感じです。

 

では、ごきげんよう